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アーユルヴェーダを男性は受けられないのか?

旅行先でのリラクゼーションや、日々の疲れを癒すデトックスとして「アーユルヴェーダ」に興味を持つ方は多いと思います。しかし、オイルトリートメントやスパ、というと、どうしても「女性が受けるもの」というイメージが先行していないでしょうか。

Source: Heritance Hotels


「受けてみたいけれど、男性一人だと断られるのでは?」「そもそも男性向けのメニューはあるの?」 そんな疑問を持つ男性も少なくないようです。

結論から言えば、まったく問題ありません。 多くの施設、特に国際的なスパチェーンでは、男性もごく普通にアーユルヴェーダの施術を受けられます。

なぜ「女性向け」のイメージがあるのか?

アーユルヴェーダが持つ「美容」「デトックス」「オイルマッサージ」といった側面が、女性向けの美容雑誌などで特集されることが多いため、そのイメージが定着していると考えられます。

もちろん、街中にある個人経営の小さなサロンなどでは、セラピストが女性のみであったり、更衣室などの設備が女性専用であったりする理由から、「女性専用」を掲げている場所も存在します。

しかし、これはアーユルヴェーダが女性限定の思想だという意味ではなく、あくまでもその「お店の運営形態」によるものです。

スパセイロンなど高級スパは「男性OK」が基本

この疑問を解消する鍵は、観光客やビジネス客を対象とした「高級スパチェーン」の存在です。

例えば、スリランカ発祥で日本にも店舗がある「スパセイロン (Spa Ceylon)」のような国際的なブランドスパでは、男性の利用はごく一般的です。

こうしたスパは、そもそもカップルでの利用や、出張で訪れた男性ビジネスマンの利用、男性の単独旅行者などを当然のこととして想定しています。施術室はプライベートな個室が完備されており、男性用の更衣室やアメニティも用意されていることがほとんどです。

むしろ、男性特有の悩み(頭皮ケア、筋肉疲労など)に合わせた「フォー・メン(For Men)」といった専用メニューが用意されていることも多く、気兼ねなく施術を選ぶことができます。

Source: Spa Ceylon

男性がアーユルヴェーダを受けるメリット

アーユルヴェーダは美容だけでなく、心身のバランスを整える「予防医学」としての側面が非常に強いです。

日々の仕事で蓄積したストレス、PC作業による眼精疲労、出張や移動による肉体疲労。こうした悩みを抱えているのは、むしろ男性の方が多いかもしれません。

有名な「シロダーラ」(額にオイルを垂らし続ける施術)は、脳をリラックスさせ、深い瞑想状態に導くため、頭がパンパンになっているビジネスマンにこそ最適です。また、全身のオイルトリートメントは、凝り固まった筋肉をほぐし、旅の疲れをリセットするのに役立ちます。

予約時に迷ったら

もし初めての場所で不安な場合は、そのスパの公式ウェブサイトを見てみましょう。「カップルズ・メニュー」や「メンズ・メニュー」の記載があれば、もちろん男性OKのサインです。

特に観光地のホテルに併設されているスパや、スパセイロンのようなブランドスパであれば、まず断られることはありません。

アーユルヴェーダは、性別を問わず、その人の体質(ドーシャ)に合わせて心身を整えるためのものです。男性だからと臆することなく、ぜひその深いリラクゼーションを体験してみてください。

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